2009年01月12日

海に落とした名前

海に落とした名前
多和田 葉子
4104361038

短編(中編、かな)4つ。どれもシンプルな物語で、『飛魂』や『聖女伝説』、『変身のためのオピウム』を経たあとでは物足りない、と感じてしまうが「U.S+S.R 極東欧のサウナ」は明確な骨子をもたない作品ながら、ひとつの文がa)b)c)という具合に複数の可能性を提示しながら展開していく、という「反小説」で、なんとなく、この人のものの書き方というものが、ほんの少しだけ分かったような、分からないようなで、興味深かった。
posted by nadja. at 21:42| 小説*日本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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