2009年01月09日

大丈夫であるように

@梅田ガーデンシネマ。こんなCoccoは知らない。こんな神々しい、聖女のようなCoccoは。実際『焼け野が原』以降のCoccoをほんとうに知らなかったのだけれど、日本中の傷跡を一身に引き受けて、痛ましいまでにがりがりに痩せ、それでいて無限に優しい歌(『ジュゴンの見える丘』という歌をこの映画ではじめて聴いたけど、あれが本当に『けもの道』みたいな歌を歌ってた人と同じ人が歌っている歌なのだろうか??)を歌うCoccoはもうどこかシモーヌ・ヴェイユを思わせる域にまでたどり着いてしまっていて、ただただ驚いたのだった。10代の頃はみんな死ぬのが好き、25のおばさんになるまでに死にたいと思ってる、でも、今は生きることに興味がある、と言うCoccoはいつしか人の親となり、こんなCoccoは知らないと戸惑うわたしを置き去りにして、美しく微笑んでいた。
posted by nadja. at 23:51| film | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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