2007年03月29日

おはなし、おはなし

自殺クラブ
ロバート・ルイス スティーヴンソン 河田 智雄
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昔から、福武文庫にあるのは知っていて、読みたいな、とは思っていて、なんとなく読まないでいた一冊。で、巻末の解説を読むまで、宝島とかジキル博士とハイド氏の生みの親と同一人物なのだと気づかず。あああ。

そりゃ面白いわ、とびきりに面白いに決まってるわ。なにこの気持ちよさ、なにこのボヘミアの王子、かっこよすぎ、ヒーローじゃんか、などと阿呆な感想を抱きながら、読了。風邪っぴきで学校休んでおきながらお布団のなかでわくわくしながら本を読んでる小中学生の気分がたっぷり味わえた。
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2007年03月28日

元祖?

西瓜糖の日々
リチャード ブローティガン Richard Brautigan 藤本 和子
4309462308

愛のゆくえ
リチャード ブローティガン Richard Brautigan 青木 日出夫
4151200215

2冊まとめ読み。扁桃腺腫らして熱を出して寝込んだおかげでゆっくり読めた。図書館で借りてきておいて良かった。冷ややかなというのではなくて語らない、主張しない、肩肘はらない、争わない、抗わない、悲しまない、どこまでも淡々とした文章が熱を冷ましてくれる。

『西瓜糖の日々』は、どことなく『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を、『愛のゆくえ』は『薬指の標本』を思わせた。『アメリカの鱒釣り』も読もう。多分ヘラブナ釣りと繋がるんだろう。
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2007年03月24日

グロテスクな生

愛はさだめ、さだめは死
ジェイムズ,Jr. ティプトリー 伊藤 典夫 浅倉 久志
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あれ、たしかこの人って女性だったんじゃなかったっけ、そのくらいいくら私でも知ってるぞ、と巻頭におさめられた小論を読みながら思う。「なにか逃れようもなく男性的なものがある」とシルヴァーバーグ氏は書いているのだけれども、たとえば「接続された女」のP・バーグに対する残酷なまでの貶めようなど女性でなければとうてい書けまい。おまけにヒトの「愛」を思い切りグロテスクな化け物に語らせることで吐きたくなるような生々しさを見事に表現している表題作など男性的な表現の極北にある。男性ならこうまで剥き出しにしない。

SFというより、SF的設定をたくみに利用した神話のような印象。なのでエイリアンは苦手だけれども面白く読めた。
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2007年03月23日

休日の音楽

Wires
Art of Fighting
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どうやらオーストラリア出身の4人組であるようなART OF FIGHTINGの3枚目。サイトがめちゃかわいいです。5枚目の「Runaways」がリリースされたばっかり、とか(未聴)。どうやら5月に来日公演もあるみたいです、東京のみ、かな(凄い時代だなぁ)。澄んだギターの音が気持ちよく、微温的な男性ボーカルが落ち着きます。まさに休日の音楽、という感じ。かと思ってとろとろしてたらT9「Just Say I'm Right」でいきなり音がぐわっとあふれ出す。このへんの躍動感かなり好きです。
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2007年03月17日

達観した犬(いや犬は関係ない)

犬の人生
マーク ストランド Mark Strand 村上 春樹
4122039282

図書館で目が合ったものだからなんとなく。犬みたいな毎日だし。「犬」の「人生」とはいかがなものか。「犬」の「犬生」では(笑)。

さてここにはいったい何が書いてあったのだろうか。空気のような小説である。ただ雰囲気が、気配が、さらさらさらと流れていくだけの、確かに何かを読んでいるのだけれど何を読んでいるのかさっぱり分からない、といった風情。怒ったり、爆笑したり、憎んだり、怨んだりが一切ない。「あえてことわるまでもないことだが、神々にとってはこの程度のことは日常茶飯事だ。この地上に解決しない闘いがあったり、平和を得ることのない愛情があったとしても、それは彼らにとってはただのいっときの関心事に過ぎない。不幸なことは起こるものだし、どんな人生にも影は降りる」(p.173)。そう。たしかに。その通り。おもいきり脱力したいときにどうぞ。
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2007年03月16日

MUSE@ZEPP OSAKA 2日目

いきなりKnights of Cydonia!

なんじゃそりゃー!! 心構えってもんがあるでしょうに。なんでだかマスク(というか覆面)かぶってるドムのきもちい〜ドラムに揺られながら、王子のきも〜い奇声攻撃(笑)を浴び、おいおいホントかよ〜ホントにこれではじまっちゃうのかよ〜とおろおろしているうちに宇宙度満点のモニターに「No」「One's」「Gonna」「Take」「Me」「Alive」の文字がアホっぽく浮かび上がり、コーラス終わった瞬間会場爆発。いやぁ、あんなに起爆力のある曲だったなんてサマソニのときにはちっとも気づきませんでした。

次、Hysteria。もうねーさん踊りまくり。なんでだかまわりの人たちおとなしくて申し訳なく思いながら踊りまくりの歌いまくり。キミたちが踊らないからドムがマスクを脱がないんじゃないか?とか思いつつ続くSuper Massive Black Holeでさらに踊り狂い、モニターのへんてこなロボット大行進にあわせてついディスコのりになってしまうのは年の功、ってことにして、とにかく何、このアヤシイ雰囲気は!? 

そこへButterflies and Hurricaines。ドムもやっとマスクを脱ぐ(でもシャツはずっとへんてこなままだったな…)。本当に3人なのか、と思う音の分厚さ。ピアノパートへの移行も流れるようにスムーズ。とにかく楽しい。何をやってくれてもうれしい。どの曲も好きだし。でもししょー、ししょーの生霊背負って行ったけど、今日はMuscle MuseumじゃなくてSunburnでした、どっちか言うとMuscle Museumのほうが好きなんですけど、残念。おまけにFeeling Goodもなくて残念。そういえばSing For Absolutionもなかった気が…。代わりに、といっちゃなんだけど、アコースティックな小曲Soldier's Poemがとんでもない美しさでした。

Invincibleでは王子の変態ギターを満喫、Plug in Babyでは理性もふっとぶ大暴れ、もう終わりかよ〜、と思っていたらそのあと極めつけのNew Born、おなかいっぱいの本編終了。

アンコールは王子の「つぎのきゅぅかぁはぁ、Starlight!」ではじまりました。きゅぅかぁがあったら福岡も仙台も名古屋も行きたいやい、この曲苦手だったけどこうやってアホの子みたいに手叩ける曲はほかにない、いやぁ、もうねーさんすごく楽しい、たまらん、楽しすぎる、とうきうき踊ってたらアレですよ、Stockholm Syndrome。メタル出身者であるからにはもう身体中の血が沸騰するアレです。なんでMUSEが好きかっていうとこのへんのメタル臭に起因するところが非常に大きいように思うのです。この曲のかっこよさだけは筆舌に尽くしがたいです、何回聞いても。

ラストはTake a Bow。波のように押し寄せるリフレインで昇天。サマソニのときはちょっと違和感のあった「Black Holes and Revelations」の楽曲なのですが今日はほかのアルバムの曲よりもまとまりが良く聞こえて、MUSEというバンドじたいが別の次元へ(宇宙へ、かなぁ)イっちゃってるような印象を受けたのでした。たのもしく、貫禄さえ感じさせるこいつらよく考えたら年下3人組、次も楽しみにしてるよ。

以下毎日違うセットリスト。ご参考まで。

Knights of Cydonia
Hysteria
Super Massive Black Hole
Butterflies and Hurricaines
Map of the Problematique
City of Delusion
Citizen Erased
Sunburn
Apocalypse Please
Soldiers Poem
Invincible
Time Is Running Out
Plug in Baby
New Born

Starlight
Stockholm Syndrome
Take a Bow
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2007年03月14日

さらにお酒がすすむのです

Absolution
Muse
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いよいよ明日!

しばらく封印していたMUSEを今日は一気に解禁。朝から「Origin of Symmetry」、地下鉄の中で俯き加減に身体が揺れる揺れる、ハイテンションで仕事こなし、昼休みにも「Showbiz」、大好きな「uno」であやうく涙腺が緩みかける。帰りは元気に「Black Holes and Revelations」聞きながら家まで約40分、ハイヒールをカツカツいわせながら歩いて帰る。あまりに大仰すぎて最初のうち拒否反応を起こしていた「Take a Bow」も「Starlight」も今となっては明日への期待を煽り立てるハイパーミュージックと化していた。

帰宅、コート脱ぐと同時にビール、「Absolution」解禁、「Butterflies & Hurricanes」の歌詞が染みる。まるで10代の頃のようにいちいち歌詞に反応して訳しちゃおうかとまで考える自分に失笑。でも私はそれで英語を覚えたんだし、そのときの貯金で大学院まで進んだ(笑)。ロックは偉大である。

歌詞なんてちょっと陳腐なくらいが良い、よね?

change everything you are
and everything you were

たったこれだけの、なんのひねりもないフレーズに、いったい何万人、何十万人、何千万人が己の人生を重ねているのか、と思うとそれだけでまた涙腺がゆるんできたりして、今夜はさらにさらにお酒がすすむのです。
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2007年03月13日

お酒がすすむのです

イーライと13番目の懺悔
ローラ・ニーロ
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「And When I Die」だけしか、聞いたことなかったけど。ジャニスとは4つ違い。これは68年作品で、「コズミック・ブルース」が69年。比べてしまうと、たしかにこぶりで、テンポが性急にすぎて、上滑りしているように感じられるところもあって。出会いがしらにがつっと持っていかれるような強烈さには、欠けているかもしれなくて。だけどもっと早くに、出会っておきたかったな、と思ったのは、理屈とか抜きにして、繰り返し繰り返し聞くに足る、音楽であるからです。この頃の音楽は、はじめて聞くものであっても、懐かしい暖かさがあって、夜中にひとりで酒飲むときのBGMにはぴったりです(ってまた飲んでるんですけど…)、軽くステップ踏んだりして。

ジャニスももちろんそうだけど、1曲歌うのに相当カロリーを消費しそうな。そういうのが、好きなのです。昔も今も。
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2007年03月06日

この素晴らしい世界

発狂した宇宙
フレドリック・ブラウン 稲葉 明雄
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かなり面白かった。相当面白かった。めちゃめちゃ面白かった。大絶賛。

まるで漫画を読んでいるかのようなスピード感、完全なるプロトタイプを体現している登場人物たち、バカげた設定、すべてたまらない。おまけに「無限ノナカニハ、想像サレ得ルスベテノ宇宙ガ存在スルトイウコトダ」という一文にはなんとなく励まされてしまったり。今、ここで、あり得なかったことが、無限の宇宙のどこかでは、そのようなことが現実として、まぎれもない真実として、確かに存在しているかもしれないと想像することは、気休め以上の快さを提供してくれる(ネタバレしてないよね…)。そう考えてしまえば取り返しのつかないことなんて本当はひとつもないのかもしれない、と思える。いやはや素晴らしい。
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2007年03月01日

異常事態

ちょちょちょ!

今ショップチャンネルでちらっとみた「ビリーズブートキャンプ」っていうエクササイズ、超すごそうでものすごくやってみたい!

っていうのも実は腹筋マニアなんですよね、私。歌ってた頃から、一日100回くらいやらないと身体がすっきりしなくて、酔っ払ってても、メニエってても、宿泊先でも、その他もろもろどんなシチュエーションでも、だいたい70回越えたあたりからは気合の掛け声なども交えつつ、もうかれこれ17年くらい、続けてるのです。

「軍隊式のトレーニング」の文言にやられた!どのくらいきついのか実感してみたい!でも1万4千円はたかい!

というわけで世間の人々が飽きた頃、ヤフオクででも漁ってみます。それまで「ビリーズブートキャンプ」という言葉を忘れないために、エントリしておきます。

コレ。

きゃー!! 楽しそうー!!
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